シンポジウムを開催します(11/30~12/1)

11月30日(土)・12月1日(日)に、シンポジウム「日本近世の領国地域社会―熊本藩政改革を焦点に―」を開催します。「熊本藩政改革と地域社会」について、全国の研究者を集め様々な視点から検討します。申込不要で、どなたでもご参加いただけます。皆様のご来場、心よりお待ちしております。

日本近世の領国地域社会シンポ_ポスター.JPG(画像クリックでPDFが開きます)

  • 期日:2013年11月30日(土)・12月1日(日)
  • 会場:熊本大学文法学部棟 2F A1大教室
    ※全日程参加費無料、申込不要、一般来聴歓迎
     
  • 趣旨:日本の近世社会の特質は、熊本藩領のような領国地域を典型として把握することができる。熊本藩政改革には近世の政治思想と統治経験が集約され、市場経済との新たな関係をも踏まえながら、近代行政・近代地方政治の起点が形づくられたとみられる。熊本藩の領国支配は同時代にも高く評価され、永青文庫に多くの史料を伝えている。その研究の最前線からの報告をもとに、近世社会全体の特質把握を試みる。
     

<プログラム>

11月30日(土)130017:00

問題提起「熊本藩政改革と地域社会」(稲葉 継陽)

第Ⅰ部 藩政改革の実像

熊本藩宝暦改革の歴史的位相―近代文書行政への転回点としての宝暦改革  吉村 豊雄(熊本大学)

近世期市場経済の中の熊本藩―宝暦改革期を中心に―  高槻 泰郎(神戸大学)

細川重賢明君録からみえる熊本藩政改革   小関 悠一郎(千葉大学)

 

121日(日) 9301630

第Ⅱ部 藩政改革の歴史的位置

17世紀における藩政の成立と特質―藩政改革の歴史的前提―  稲葉 継陽(熊本大学)

近世後期における手永会所と地域社会  今村 直樹(静岡大学)

幕末政治の展開と肥後藩  白石 烈(宮内庁書陵部)

地域社会論と「領国地域社会」  藪田 貫(関西大学)
 

第Ⅲ部 パネルディスカッション

  14:30~16:30 司会進行 三澤 純(熊本大学)

 

主催:熊本大学文学部附属永青文庫研究センター
共催:熊本史学会、熊本大学 拠点形成研究「永青文庫資料等の世界的資源化に基づく日本型社会研究」

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