熊本県立美術館「菊池一族の戦いと信仰」展 特別講演会の実施報告(8/24)
報告
2019.08.26
現在、熊本県立美術館で開催中の展覧会「日本遺産認定記念 菊池川二千年の歴史 菊池一族の戦いと信仰」の特別講演会が、8月24日(土)に開催されました。
会期中2回目となる特別講演会では、当センターの稲葉センター長が「室町・戦国期の菊池氏権力」という演題で講演されました。
講演は事前申込制でしたが、非常に好評であり、120名の定員を超える方々が聴講に来られていました。
熊本といえば、戦国時代以降の加藤清正・細川忠利などが注目されがちであり、それ以前に活躍した菊池氏には馴染みが薄いという方もおられたと思います。講演では、そうした菊池氏のイメージを払拭し、その時代の肥後だけを取り上げる見方ではなく、筑後や島原、そして中国地方との関係を含む広域的な見方で、菊池氏の活躍と果たした役割を示しました。
展覧会「菊池一族の戦いと信仰」は、9月1日(日)まで開催されています。残り僅かの会期となりますが、皆様ぜひご来場ください。
(講演会の様子)
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