熊本史料ネット主催オンライン講演会の動画を公開します

 去る7月31日、熊本被災史料レスキューネットワーク主催のオンライン講演会「球磨川水害による被災文化財―現状と課題―」が開催されました。当日は県内外から50名以上が参加し、令和2年7月豪雨による球磨川流域の被災文化財の現状と課題について、認識を深めることができました。
 当日は、被災文化財のレスキュー活動に携わった関係者から、二本の報告が行われました。川路祥隆さん(熊本県文化課)による「令和2年7月豪雨による熊本県の文化財被災と文化財レスキュー事業―球磨川流域の活動を事例に―」、有木芳隆さん・萬納恵介さん(熊本県立美術館)による「球磨川流域の仏神像の被災について」です。
この報告動画を公開いたします。下記のURLをクリックいただき、ぜひご覧ください。

  川路報告 https://youtu.be/UmtVZ4PS0hE
  有木・萬納報告 https://youtu.be/58g_T8YN2Fo
 
私たちは、この水害による被災と被災文化財に関する記憶が、薄れてしまうことをおそれます。被災地の文化財の重要性とそれらの被災状況を、ひろく研究者と文化財行政担当者、市民そして所有者が共有し、復旧を進める力を生み出すことが必要不可欠です。今回の講演会が、そうした力を生み出す源のひとつとなることを願っています。

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