『永青文庫研究第6号』の発行について

 『永青文庫研究第6号』を発刊いたしました。

 本号は、研究ノート2本、史料紹介1本、書評1本を掲載しました。稲葉・後藤研究ノートでは、キリシタン重臣加賀山隼人の処分をめぐる細川忠興の苦悩と葛藤が、新出の熊本大学所蔵松井家文書から明らかにされています。今村研究ノートでは、明治三年の「肥後の維新」を受けて小国に帰郷した北里柴三郎が、熊本藩の医学所に入学する過程について、新出史料をもとに検討を加えています。川端史料紹介では、文化九年に発生した肥後・筑後国境の漁場争論と、その内済の実現過程を示した細川家文書が紹介されています。また林千寿氏からは、永青文庫叢書『意見書編』所収の代表的な史料とその意義を論じた書評をお寄せいただきました。

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 すでに関連研究機関、および各自治体には発送しておりますが、研究成果を広く社会へと還元するという観点から、本紀要をご希望の方には寄贈申込みを受付いたします。ご希望の方は、必要事項をご記入の上、はがきにてお申込み下さい。

 先着順とし、無くなり次第受付を終了いたします。また、発送は4月24日以降となります。ご了承ください。

※メール・電話などでのお申込みは受付けいたしません。 

宛 先:〒860-8555 熊本県熊本市中央区黒髪2丁目40-1
    熊本大学永青文庫研究センター

はがき記載事項:

   ・『永青文庫研究』6号希望の旨
   ・送付先の郵便番号、住所、氏名

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