細川家文書が国の重要文化財に

平成25年2月27日(水)に開催された国の文化審議会は、「細川家文書(二百六十六通)」を国の重要文化財(美術工芸品)に指定するよう答申しました。センターの研究もこれに寄与できたものと、スタッフ一同喜んでいます。文化財の概要は、以下の通りです。

  • 文化財名称:細川家文書(二百六十六通)
  • 員数:11巻、23幅、2冊、180通
  • 所有者:公益財団法人永青文庫
  • 概要:熊本・細川家に伝来した文書群で、室町時代の武家文書の典型的な文書様式のものや、安土桃山時代の織田信長、豊臣秀吉らの書状が多数含まれている。とくに、信長文書は質量ともに圧巻といえる。歴史的な出来事である長篠の戦い、安土城普請、本能寺の変、関ヶ原の合戦直後の状況を伝えるものも含まれており、当時の緊迫した状況が窺われる史料として貴重である。
     
今回指定を受けた文書の大部分は、『永青文庫叢書 細川家文書 中世編』に写真入りで掲載されています。上記の概要に関して、より詳細に述べた解説も収録されています。
永青文庫研究センター編『永青文庫叢書 細川家文書 中世編』については、こちらのページをご参照ください。
また、よりハンディな出版物として『武将 幽斎と信長 細川家古文書から』(熊本日日新聞社)もございます。
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