熊本藩の地域社会と行政 - 近代社会形成の起点 -

熊本藩の地域社会と行政―近代社会形成の起点― 
吉村 豊雄・三澤 純・稲葉継陽編(思文閣出版 2009年3月)

(内容)
永青文庫細川家文書に大量に残された地方行政記録綴「覚帳」や、村役人層をはじめとする住民の評価・褒賞記録綴「町在」の系統的分析を行うことで、19世紀段階の近世行政システムの全容を解明し、さらにそれらが近代社会の成立や地域の近代化にとって、どのような前提条件を提供することになったのかを明らかにする。近世地域社会論の成果と課題を踏まえて、西国大藩としての熊本藩領内の地域社会像を描き出す意欲的論集。
(目次)
第1章 熊本藩政の成立と地域社会
初期手永地域社会論 -
(稲葉継陽・熊本大学大学院社会文化科学研究科准教授)
第2章 城下町の土地台帳にみる都市運営の特質
(松崎範子・熊本大学大学院社会文化科学研究科研究生)
第3章 海辺干拓地における村の組成
肥後国宇土郡亀崎新地亀尾村の事例 -
(内山幹生・熊本大学学術資料調査研究推進室研究員)
第4章 日本近世における評価・褒賞システムと社会諸階層
 一九世紀熊本藩住民評価・褒賞記録「町在」の成立・編成と特質 -
(吉村豊雄・熊本大学文学部教授)
第5章 幕末維新期熊本藩における軍制改革と惣庄屋
(木山貴満・熊本県文化企画課嘱託員)
第6章 幕末維新期熊本藩の「在地合議体制」と政策形成
(三澤純・熊本大学文学部准教授)
第7章 明治初年の藩政改革と地域社会運営の変容
藩から県への「民政」の転回 -
(上野平真希・熊本大学60年史編纂室学術研究員)
第8章 近世地方役人から近代区町村吏へ
地方行政スタッフの明治維新 -
(今村直樹・日本学術振興会特別研究員)
(執筆者の肩書は本書刊行当時のもの)
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