『永青文庫研究』第5号の発行について
『永青文庫研究』第5号を発刊いたしました。
本号は、論文二本、史料紹介一本、書評一本という構成です。稲葉教授の論文では、百姓統治や地域社会から観た近世初期大名家における支城制廃絶=藩政成立史の歴史的意義について、今村准教授の論文では、近世後期の河川灌漑用水の分配問題において流域の惣庄屋集団がその利害調整に果たしていた重要な役割について述べています。川端史料紹介では、文化年間に相次いで発生した肥後・筑後国境の漁場争論に関する細川家文書を紹介しています。また、久留島浩氏からは、永青文庫叢書『地域行政編』の成果と今後の研究課題を論じた書評をお寄せいただきました。
◇『永青文庫研究』第5号目次◇
論 文
近世初期における諸国城割と地域社会-藩政成立史序説-・・・・・・・・・稲葉 継陽
近世後期藩領国の河川分水問題と流域社会-熊本藩領の白川を事例に-・・・今村 直樹
史料紹介
近世後期における肥後・三池の漁場用益争論(一)・・・・・・・・・・・・・川端 駆
書 評
熊本大学永青文庫研究センター編『永青文庫叢書 細川家文書 地域行政編』・・久留島 浩
すでに関連研究機関、および各自治体には発送しておりますが、研究成果を広く社会へと還元するという観点から、本紀要をご希望の方には寄贈申込みを受付いたします。ご希望の方は、必要事項をご記入の上、はがきにてお申込みをお願い致します。
先着順とし、無くなり次第受付を終了いたします。また、発送は4月18日以降となります。ご了承ください。
※メール・電話などでのお申込みは受付けいたしません。
宛 先:〒860-8555 熊本県熊本市中央区黒髪2丁目40-1
熊本大学永青文庫研究センター
はがき記載事項:
・『永青文庫研究』5号希望の旨
・送付先の郵便番号、住所、氏名