永青文庫とは

「永青文庫」は、かつて熊本藩主であった細川家に伝来した美術品や文学作品の写本、そして歴史資料(古文書・古記録)等を所有・管理する財団の名称です。これらの品々のうち、細川家北岡邸(熊本市)の倉に保管されていた数万点の歴史資料や写本が1964年に熊本大学(附属図書館)に寄託となり、それ以来、文学部の教育研究にも活用されてきました。

熊本大学寄託分の永青文庫史資料は、江戸時代の政治、経済、行政、法制、社会運動、医学薬学、建築、思想、芸術文化に至るまでの、人間活動のほぼ全域に関わるといっても過言でない数万点の歴史資料群や、歴代藩主が手元に置いた文学作品の貴重な写本群等からなるもので、毛利家(長州藩)や池田家(岡山藩)のものとならぶ、随一の大名家史資料群です。史資料群は、おおよそ、以下のように区分されます。

  1. 中世細川家文書
  2. 細川幽齋関係書籍
  3. 細川忠興・忠利・光尚往復書状
  4. 藩主御印物(初期藩主裁可文書群)
  5. 沢庵書状
  6. 細川重賢関係資料(日記等)
  7. 近世藩主関係文書
  8. 藩主連枝書状等
  9. 絵巻物類
  10. 藩政諸部局記録類
  11. 藩政諸部局文書類
  12. 藩政公式編纂記録類
  13. 絵図・地図・指図類
  14. 未整理文書群
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